神戸製鋼ラグビー部、コベルコスティーラーズは、スポーツを通じた社会貢献活動を積極的に行っているチームだ。
東日本大震災復興支援として清掃活動や中高生に向けたラグビー教室の開催や、トップリーグ試合時の募金活動、『KOBELCOカップ』『女子7人制ラグビーフットボール大会』特別協賛など高校ラグビー普及活動、さらに人工芝の灘浜スポーツゾーンという環境も提供、小学生から社会人まで幅広い世代が通うラグビースクール『SCIX』の支援など神戸製鋼所の活動も含めると、他にも数え切れないほどたくさんの社会貢献活動を幅広く行っている。
今回はその社会貢献活動の一環である、ラグビー普及事業として神戸市にある藍那小学校でのタグラグビー教室を取材した。
神戸の市街地から電車で30分程、緑に囲まれた藍那小学校に到着すると、グランドコンディションが悪いため体育館でタグラグビー教室が開催されていた。
タグラグビーは4~5人でチームをつくり、トライするゴールラインと、サイドのタッチラインがあればどこでも出来る楽しいスポーツで、腰に【ハチマキ】の様なタグを2本付け、ボールを持ってパスを繋ぎトライする。その際、タックルはなくラグビーボールを持つ人の腰についているタグを取り、大きな声で『タグ!!』とプレーを止め、取ったタグを返し再び腰につけプレー続行。4回タグを取られると攻守交代となる。ラグビー入門や女性でも取り組みやすいゲームスタイルとなっている。
小学生タグラグビー教室に関して、神戸製鋼コベルコスティーラーズのプレイングコーチ、シュガーこと佐藤貴志選手にお話を伺った。
『未経験者にたった3つのルールだけで経験者、ラグビーファミリーになってもらう事をテーマに活動しています。』
確かに、教室の最後に『ラグビーをやったことある人?』という確認を行い小学生皆だけでなく、先生も一緒に手を上げていたのが印象的だった。
この活動は立ち上げたばかりだが、すでに25校ほど行っているとの事。
すでに大家族になっていると思われる。
続けてラグビートップリーグで活躍する自身のチーム、神戸製鋼コベルコスティーラーズに関してもお聞きした。
『昨今優勝ができていない現状は事実。ただ、常に優勝できる力はすでについている。それは、5シーズン続けてトップリーグの4位以内に位置し続けていることが証明している。あとはキッカケだけ。チームは本当に良くなっているので、大いに期待して欲しい。』
そう語る佐藤選手の顔つきは真剣そのものであった。
最後に2019年ラグビーワールドカップ開催への思いを語ってもらった。
メッセージも含め、動画でご覧いただきたい。
2019年に向け、一人でも多くのラグビー経験者やファンが増え、神戸の街、人が盛り上がることを期待する。