KOBE SPORTS HISTORYは、神戸のスポーツチームの地域貢献や、神戸のアスリートの
歴史や功績が学べる施設を紹介して、スポーツの観点から神戸の魅力を発信するサイトです。
インタビュー動画
神戸の各スポーツチームの選手や関係者から、
いろいろなお話を伺いました。
文庫施設をVRで巡る
神戸出身のスポーツの発展に貢献した、
賀川浩さんと嘉納治五郎さんの施設をVRで体験出来ます。
神戸賀川サッカー文庫
10回のワールドカップ、6回の欧州選手権をはじめ、海外・国内の取材の時に求めたもの、あるいは読みたいために集めた書物、大会公式のパンフレットなどに囲まれて仲間とサッカーを語り合うサロンをつくりたいと考えていました。しかし、1995年の阪神・淡路大震災で資料室兼仕事場が倒壊し、いったんはその夢が潰えました。それから20年、90歳になろうという2014年の春に、サッカー仲間たちの尽力によって、神戸市大倉山の中央図書館の一室に蔵書を寄託し「神戸賀川サッカー文庫」を開設することができました。
1924年、神戸市生まれ。15歳でFW選手として全国大会を制覇。終戦後、大阪サッカークラブ等で選手として活躍し、優勝、東西対抗出場、天皇杯準優勝などを経験。1952年から産経新聞のスポーツ記者になり編集局長を経てフリーランスに。日本サッカー史を語らせれば右に出る者のない存在として、2010年日本サッカー殿堂入り、2015年FIFA会長賞を受賞。
御影公会堂・嘉納治五郎記念コーナー
柔道の祖として世界的に著名な嘉納治五郎は、御影幼稚園創設の母体となる御影教育義会の設立を発案、また灘中学校(旧制)創設にも参画しました。その功績を称え、公益財団法人講道館、筑波大学、灘中・高等学校などの協力により、直筆の書や同氏の生誕の地をたどる各種資料等が展示されています。世界で唯一、柔道着姿の嘉納治五郎氏の銅像も設置されています。
1860年、神戸市東灘区御影の名家に生まれる。講道館柔道を創設し、筑波大学の前身・東京高等師範学校校長として教育にも尽力。東洋初の国際オリンピック委員となり、幻の1940年の東京オリンピック招致に奔走するなど「日本の体育の父」として世界的に活躍。2019年のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』でも「柔道の父」として登場。
神戸ゆかりの施設を紹介
神戸にあるスポーツ日本発祥の地や、
記念碑などの施設を紹介しています。
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日本マラソン発祥の地
第1回神戸マラソンのスタート地点・神戸市役所前には、5人のランナーをくり抜いたデザインの記念碑「日本マラソン発祥の地神戸」が建てられています。1909年3月21日、神戸市・湊川の埋め立て地から大阪市・西成大橋の東端まで約32kmを走る「マラソン大競走」が開催されました。これが「マラソン」と銘打った日本初の大会で、神戸がマラソン発祥の地といわれる所以です。
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平尾誠二氏のバナー
世界3大スポーツ祭典・ラグビーワールドカップ。2019年の日本開催に尽力した、「ミスターラグビー」こと平尾誠二氏の功績を称え、後世に語り継ぐために3点の巨大バナーが設置されました。写真は30年以上に渡って平尾氏を撮り続けた写真家・岡村啓嗣氏によるもの。ラガーマンとして数々の栄光を勝ち得た姿、神戸に、日本の未来に貢献する勇姿が収められています。
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ボウリング発祥の地 1869
1869年4月20日、神戸の外国人居留地にボウリング設備のある『THE KOBE CLUB』が誕生しました。長崎・横浜に次いでボウリングが伝えられた神戸は、日本人が初めて実際にプレーした場所であり、 日本のスポーツ文化の夜明けに影響を与えたといわれます。ボールを模した球形の記念碑は、ボウリング発祥120周年・神戸市制100周年を記念して建立されました。
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上野衣子氏・平松純子氏の功績展示コーナー
1934-1935年に開催された第6回全日本ジュニア選手権で優勝したフィギュアスケート選手・上野衣子氏と、その娘で全日本フィギュアスケート選手権女子シングルで5度の優勝を果たした平松純子氏。神戸フィギュアスケーティングクラブと神戸ポートアイランドフィギュアスケーティングクラブの設立と発展に深く寄与された二人の功績を讃える展示コーナーが設置されています。